平成時代の始まり
1989年1月、昭和天皇が崩御しました。ここから2019年4月30日までを平成時代と呼びます。
冷戦の終結
冷戦開始から40年ほどが経過し、アメリカ・ソ連を取り巻く環境は変化していました。
まず、アメリカ・ソ連ともに弱体化します。アメリカはベトナム戦争による軍事費の増大などによる財政赤字や 日本や西ドイツの輸出が伸びたことによる貿易赤字に直面していました。
一方、ソ連もアフガニスタン侵攻が泥沼化するとともに、軍備拡張によって財政が逼迫していました。
また、東側陣営では特に東欧諸国で民主化を求める動きが活発化します。特にドイツではベルリンの壁が崩壊し、1990年に東西ドイツが統一しました。
こうした中、1989年、アメリカとソ連はマルタ階段を開き、冷戦の終結を宣言します。
その後、ソ連は解体し、冷戦は終結しました。
日本の転換
その頃、日本を取り巻く環境も変化していました。
例えば、政治では細川護熙内閣(自民党ではない政権)が成立し、55年体制が終わりを迎えます。
その後、自民党政権は復活するものの、2009年の選挙結果を受け民主党政権が成立します。 2012年の選挙結果を受け自民党が政権に返り咲き、現在に至ります。
また、経済ではバブル経済が崩壊し、長い低迷期を迎えます。
そこから立ち直りつつあった矢先、2008年にリーマン・ブラザーズの経営破綻を端緒に世界金融危機が発生しました。
さらに、自然災害も頻発しています。1995年に阪神淡路大震災が発生し、2011年には東日本大震災が起こりました。
近年では豪雨が頻発し、各地に深刻な影響をもたらしています。
令和の始まり
2019年5月1日、現在の天皇が即位し、令和時代が始まりました。
昨今は新型コロナウイルスやウクライナ問題、深刻な気候変動などさまざまな問題を抱えています。
私たちの周りに今起きていること、そしてこれからの行動が、「歴史」という形で未来に刻まれていくのです。